【初心者向け】ミニトマトの育て方!プランターならベランダでも栽培できる

家庭菜園の代表、ミニトマト!
一度は育ててみたいと思ったことがある方も多いのではないでしょうか?

minitomato

ただ、「うちはマンションで庭がないから」とか、「普段、土を触らないし、何からしたらいいのか分からない」など、不安もありますよね。

でも大丈夫!
プランター栽培ならベランダでも楽しくミニトマトを育てることができます。

この記事では、ポイントをおさえたミニトマトの育て方について解説します。

ミニトマトの育て方

時期

春、霜がなくなり半月ほど経った、5月上旬~6月上旬頃が植えつけの時期に最適です。
店頭には3月頃からミニトマトの苗が並びますが、購入するのは5月に入ってからにしましょう。

植えつけから50日くらいで収穫でき、8月末まで楽しめます。

用意するもの

ミニトマトを育てるのに必要なものは園芸専門店やホームセンターに売っています。どんなミニトマトが実をつけるのか想像しながら選ぶのは楽しいですよ。

また、最近はインターネットで購入することもできます。

①ミニトマトの苗
②プランター
③野菜用培養土
④鉢底石+鉢底ネット
⑤支柱
⑥誘引に使う紐
⑦その他
 ジョウロ、小型シャベル、剪定ハサミ、スプレーボトル

①ミニトマトの苗

主役のミニトマト。

タグには
・糖度
・収穫時期
・栽培環境
・植え付け
・管理のポイント
などが書かれています。

ミニトマトを選ぶポイント

・葉は明るく濃い緑。
・茎は真っ直ぐで、節と節の間隔が詰まっている。
・花が咲いていて、つぼみがついている。
・病気による変色や、虫食いあとがない。

プランター

最近ではプランターの種類も豊富で、陶器や素焼き、プラスチック、木製と様々な素材のものがあります。
手始めにやってみるなら、軽くて持ち運びがしやすいプラスチックがオススメです。

そして、ミニトマトを育てる際にはサイズが重要です。

・ミニトマト1株に対し、
 丸形→直径30cm(10号)×深さ30cm以上
 長方形型→幅25~30cm×深さ30cm以上
 が必要。
トマトの原産地は南米のアンデス山脈の西側にある高原です。
このあたりでは、雨は少ないのに、日中は太陽の強い光が降り注ぎます。
そのため、乾燥しやすい土壌でも栄養や水分をしっかりと吸収できるよう、トマトは根を広く深く張るのです。
狭いプランターでは根をしっかりと張ることができず失敗の原因となるので、大きさに余裕のあるプランターを選びましょう。

野菜用培養土

野菜栽培用にバランス良く肥料が配合された、野菜用培養土を準備しましょう。

鉢底石

鉢底石とはプランターの排水穴の上に敷く石のことです。鉢底ネットとセットで使います。
鉢底石の役割は、プランターの中の土が崩れて排水溝を塞いでしまうのを防ぐことです。

なので、排水性の良いプランターの場合は不要です。

支柱

支柱は植物のまわりに立て、植物が生長する支えとなる棒のことです。長さ2m以上のものが必要です。

誘引に使う紐

支柱とミニトマトを結ぶために使います。麻紐がオススメですが、身近にあるもので代用可能です。

その他

用具は専用のものの方が使い勝手が良いですが、100均などでも揃えることができます。

害虫対策で葉の裏に水をかけることもあるので、スプレーは逆さにしても使えるタイプがオススメです。

育て方

それではミニトマトの育て方について解説していきます。

土作り

1.プランターを洗う。

2.鉢底石をプランターの底に敷き詰める。
 プランターの底が見えないのが目安。

3.プランターに野菜用培養土を入れる。
 水やりのときに水が溢れてしまうので、土を入れるのはプランターの上から5cmくらいまでにしておきましょう。

植付け

1.スコップで土に苗が入るくらいの穴をあける。

2.根鉢(苗の根と土がからまりあったもの)をそっと取り出す。
 事前に水をかけておくと抜き出しやすい。

3.土よりも根鉢がやや上になるよう、浅めの位置に苗を植付ける。
 周りの土を寄せて、土の表面を軽くおさえる。
 たっぷりと水やりをする。

支柱を立てる&誘引する

1.苗から10cmの位置に支柱を垂直に立てる。

2.紐で8の字に茎と支柱を結びつける。
 まず茎に紐をかけて2~3回ひねった後、支柱に紐を回して結び、しっかりと固定する。
 生長を見越して、輪には少しゆるみをもたせておく。

水やり

1.毎朝、土の状態を確認する。
 乾いていたら、底から水が出てくるくらいにたっぷりと水をあげる。
 水をあげ過ぎると根が腐ってしまう原因となるので注意。

水分が少なければ甘いトマトができると言いますが、
農家さんのようなレベルでのお話です。
ほどほどに。

その他のお手入れ

わき芽とり
 茎と葉の間から生えてくる新しい芽のことをわき芽といいます。
 このわき芽が生長してしまうと、栄養が足りなくなったり病気の原因になったりするので、手でちぎれる小さいうちに取ってしまいましょう。
 ハサミで切ると病気の原因になってしまうので要注意です。

・追肥
 水やりをしていると、徐々に土の中の肥料が減ってしまいます。
 肥料を追加してあげましょう。

 ただ、早い時期にあげてしまうと、葉や茎にばかり栄養がいってしまいます。
 肥料をあげるのは、1段目のミニトマトが大きくなった後からにします。
 肥料によって違うので、用法用量を守りましょう。

収穫

待ちに待った収穫!
開花してから50日くらいで、実が真っ赤になったら収穫できます。
ヘタをハサミで切って収穫し、美味しくいただきましょう。

蜘蛛の巣がはってる!?

ある日、ミニトマトに蜘蛛の糸のようなものが見えました。
少しくらい大丈夫かなと放っておいたら…。
あっという間に蜘蛛の巣状になっていて、大ショック!!!!!

もっと早くに処置してあげたら良かった。

原因は…ハダニでした。

事前に塗布しておくタイプの殺虫剤もまいておいたのに…。

ハダニ

ハダニって何でしょうか?

ハダニとは?

ハダニはクモの仲間です。
体調は0.5mm。
成虫は毎日葉の裏に卵を産みつけるので、わずかな期間に大量発生します。


また、ハダニは植物の水分を吸い取ることで養分を得ています。
このとき、植物の葉緑素がなくなってしまうので、被害を受けた植物は葉が白っぽくなってしまうのです。
葉緑素がなくなると光合成ができず、植物は元気をなくしてしまいます。

ハダニが発生する原因

ハダニは植物や衣類、雑草に付着して侵入します。

そして、「高温」と「乾燥」。
これがハダニが好む環境です。

ハダニは糸を出して風に乗って移動するので、雨が降る時期には数が減ります。
逆に、高温・乾燥が続く時期には活発になります。


確かに、うちのミニトマトにハダニが見られたのも、梅雨後で毎日暑く、水不足が心配になるくらい晴れの日ばかりが続くような時期でした。
さらに枝を茂らせてしまっていたので、風通しも悪く、熱が逃げにくくなっていたんでしょうね。

症状

こんな特徴が見られました。

・蜘蛛の巣状のものが張る
・葉の色が全体的に白っぽくなる
・赤茶色の虫が無数に点々とうごめいている

対処法

1.予防薬を散布しておく
 スプレータイプの害虫予防薬が市販されています。育て始めの早めの段階で、スプレー散布しておきましょう。

2.水をかける
 ハダニには水に弱い性質があります。
 定期的にスプレーを使って葉の裏に水をまき、ハダニが発生しにくい環境をつくってあげましょう。
 逆さにしても使えるスプレーが使いやすく、オススメです。

殺虫剤を塗布してもあまり効かなかったので、
うちでは泣く泣く病気になってしまった茎を切りました。

でも、その後復活してくれましたよ!

その他

ミニトマトにはその他にも、いろいろな病気や特定の栄養が摂れないことで起こる不具合があります。

○病気
 うどんこ病…菌により、葉に小麦粉をまぶしたような白い斑点ができる。
       斑点はやがて拡大し、植物全体が黄色くなったり縮れたりして、
       最終的には枯れてしまう。

 モザイク病…アブラムシやコナジラミによって伝染される、ウイルス性の病気。
       葉にモザイク状の模様があらわれ、葉が縮れて、植物が育たなくなる。 など

○欠乏症
 カルシウム欠乏…実のお尻が黒くなってしまう、尻腐れ症状が起こる。
 マグネシウム欠乏…葉が葉脈を残して黄色くなる。光合成の機能が低下し、
          トマトが育ちにくくなってしまう。              など

まとめ

この記事では

ミニトマトの育て方
 ①土作り
 ②植付け
 ③支柱と誘引
 ④水やり
 ⑤その他のお手入れ
 ⑥収穫
ミニトマトの病気

について解説しました。

確かに、前述したようなトラブルもありますが、自分で育てたミニトマトを収穫したり、美味しく食べたりする楽しさは格別です!
ぜひ挑戦してみてください!

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